![株式会社unlock-新規事業支援のプロフェッショナル](https://unlk.jp/wp-content/themes/unlock/assets/images/top/logo.png)
ビジネスコンテストは、社会人だけでなく高校生や大学生など幅広い年齢層に向けて開催されています。企業によっては、ビジネスコンテストがきっかけで新規事業を成功させた事例も少なくありません。
本記事では、ビジネスコンテストから成功した新規事業の事例を通じて新規事業の立ち上げを成功させるために必要なことを解説します。
ここからは、ビジネスコンテストから成功した新規事業を4つ紹介します。
街工場で働いている職人の技術力にスポットを当てている「株式会社Pitapat」のCEOである合田武広氏は、2011年にサイバーエージェント社の新卒内定者とアプリ開発コンテスト「ブレイクスルーキャンプ2011 Summer」に参加しました。
2ヶ月間におよぶコンテストにて、Facebookのソーシャルグラフ機能を活用したマッチングアプリ「Facematch」を開発し、優勝しました。その後、さまざまなビジネスコンテストで優勝した後、株式会社Pitapatを創業します。
株式会社PitapatがリリースしたiPhoneアプリ「Pitapat」は、1ヶ月間で20万ダウンロードを記録し、App StoreのSNSカテゴリーにて1位を獲得しました。
デジタルデバイスを活用した教育コンテンツを提供している「株式会社スマートエデュケーション」は、「IVS Launch Pad」というビジネスコンテストで優勝しました。IVS Launch Pad優勝後、知育アプリ「おやこでスマほん」で読める社会学習絵本「みんなでつなげっと/まち」の「ひる」「ゆうがた」「よる」を動く絵本アプリとしてリリースしました。
ひる・ゆうがた・よるは、親子で楽しめるゲームとして高く評価されました。
影響装置やレーザー加工装置などを扱っている「株式会社清水製作所」は、透明断熱シートという製品で「eco japan cup 2012」のビジネス部門の「環境ビジネス・ベンチャーオープン」において大賞を受賞しました。
従来の透明断熱シートは、レアメタルを使っているため、費用がかさみ、なかなか普及が進みませんでした。しかし、株式会社清水製作所は、レアメタル不要の透明断熱シートを量産化したため、社会的にニーズの高い持続可能な未来を実現するビジネスモデルを確立しました。
医師・看護師を中心とした人材紹介事業を担っている「MRT株式会社」は、スマートフォンアプリ「ポケットドクター」にて「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2016」において、初代優勝を果たしました。オンラインで診療を受けられるポケットドクターは、65歳以上の人口比率が高い限界集落などに向けて開発されました。
ヘルスケア機器と連携し、バイタルデータを共有できることなども高く評価されています。
新規事業を始める際に、過去の成功事例や失敗事例から学ぶことは非常に重要です。ここからは、新規事業の立ち上げにおいて過去の事例を参考にするメリットを2つ紹介します。
過去のビジネスコンテストで入賞したアイデアには、社会的に評価される要素が詰まっています。そのため、そのままビジネスモデルへ組み込んでも成り立つ可能性もあります。過去の入賞作品を分析し、その成功要因を抽出することで、自身のアイデアの改善や戦略の構築に役立てましょう。
当社は、「専攻プレイヤー調査」や「需要調査」、「海外事例調査」、「プロダクト構想用調査」などの手法を通じて、多角的な視点から市場のニーズやトレンド情報を調査しています。興味がある方はお問い合わせください。
過去の事例を参考にする際には、自社の新規事業と比較検討することが重要です。過去の成功事例や失敗事例を見て、自身のアイデアの強みや改善点を見つけられます。他の事例と比較することで、自身のアイデアの独自性や市場適合性を客観的に評価できるため、より効果的にブラッシュアップできます。
新規事業を成功させるには、会社の方向性を明確にすることが重要です。
ビジネスコンテストから成功した新規事業は、多種多様な製品やサービスを提供しています。しかし、事業の方向性に沿って意思決定していることは変わりません。会社の方向性を定めるために必要な以下の3つを実践し、ブランディングを成功させましょう。
当社では、顧問サービスを通じて新規事業の立ち上げを支援した実績があります。
自社の強みや力を入れている取り組みを把握することで、自社における新規事業の位置付けが明確になります。事業の立ち位置を知ることで、会社の長期的な成長戦略に対する適切な立ち回りができるようになります。
新規事業の強みだけに着目しても長期的な発展は見込めません。課題を明らかにし、どのように対処すべきかを考えることも重要です。今回紹介する3つの方法で課題を正確に把握し、新規事業の成功に向けた第一歩を踏み出しましょう。
新規事業の課題を発見しようとしている方は、以下の記事を参考にしてください。
新規事業を立ち上げるためには、企画書が必要です。企画書では、新規事業における課題の本質や重要性を明確に説明しなければなりません。
課題の詳細や解決方法に重きを置いて企画書を作成することで新たな融資やビジネスチャンスを得られるだけでなく、事業の見直しにも利用できます。
課題リストアップするだけでは新規事業の運営に生かせません。課題の重要性や影響を明確に説明できるようになることで、新規事業における優先順位付けや事業戦略の構築に役立ちます。
課題解決によって得られる具体的な成果を定量的に示すことも新規事業の成功に欠かせません。データや数値など定量的に示すことで、新規事業が自社にもたらす価値や成果を明確にアピールできます。定量的な成果は、投資やリソースを配分するための指標となるため、合理的に事業を運営できるようになります。
質の高い製品やサービスを提供できるようになっても新規事業の立ち上げに失敗する事例は少なくありません。新規事業の立ち上げを成功させるためには、マネタイズできるビジネスモデルを考案しなければなりません。
単一のマネタイズ方法に依存することは、事業運営におけるリスクを高める可能性があります。複数のマネタイズ方法を持ち、リスクの分散や収益源の多様化が可能となります。また、市場トレンドの変化に対して柔軟に対応できるようになります。
これからビジネスモデルを考える方は、こちらの記事をご覧ください。
新規事業を成功させるためには、ターゲット顧客を明確にすることが重要です。顧客の属性やニーズを把握することで、効果的なマーケティング戦略やサービス提供が可能となります。
ターゲット顧客を決める時のポイントは、以下の2つです。
ターゲット顧客を決める時は、顧客の属性に着目しましょう。年齢層や性別、所得水準、職業などのデモグラフィックだけでなく、趣味や関心事などのライフスタイルも含めて詳細に定めることで、ターゲット顧客の具体的な特性や行動パターンを理解できます。
ターゲット顧客が抱える課題やニーズを理解することもターゲット顧客を決めるのに欠かせません。課題やニーズを理解するためには、市場調査や顧客インタビューなどの手法を用いて、顧客の声を直接聞くことが有効です。顧客が直面している課題やニーズを正確に把握することで、それに応える製品やサービスを開発できます。また、顧客のニーズに合わせたマーケティング戦略を立てることで、効果的な顧客獲得やロイヤルティの向上が期待できます。
今回は、ビジネスコンテストから成功した新規事業の事例を通じて新規事業の立ち上げを成功させるために必要なことを解説しました。新規事業を立ち上げる際、会社の方向性と市場のニーズを正確に理解することが成功の鍵です。
新規事業立ち上げ支援に特化した「unlockの新規事業開発支援」がおすすめです。
「新規事業全般の戦略策定・計画書作成をしたい。」
「事業/プロダクトの開発段階を相談したい。」
という方は、気軽にお問い合わせください。
ビジネスコンテストから成功した新規事業の事例を参考にしてさまざまな解決策やマネタイズ戦略を策定し、持続可能なビジネスモデルを築き、ターゲット顧客に合わせた価値提供を実現しましょう。