執筆者:unlock代表・津島越朗
新規事業を作る際、着目したい課題を見つけたら、その解決策を考えればビジネスの骨格の大部分が出来上がります。
解決策 ≒ ビジネスモデル とも言い換えられます。ビジネスモデルはあらゆる人があらゆる表現方法でその種類を分類していますが、unlockでは解決策となるビジネスモデルは下記の4つで構成されていると考えています。
ここで言う「ストラクチャー」とは、ビジネスを成立させる仕組みのことです。一般的にはほとんどの場合、この部分をビジネスモデルという場合が多いです。
課題を見つけられれば、案外解決策についてはぱっと思いつく場合も多いですが、思いつかない時はどうすればよいのでしょうか?
最も有効なアプローチは、既存の事業モデルを知り、そのモデルを参考に着想を得ることだと思います。
課題は、時代の変化や人々の価値観などにより、多種多様であり、常に変化していくものです。その一方、その解決策は元となるモデルの変化が課題に比べると速度が遅く、パターンもある程度限られています。
ここでは、事業モデルの種類を紹介し、そしてそれらに変化を与える要素をご紹介します。それらに今ご自身が考えている課題を当てはめてみて、解決の方法を考案してみてください。
unlockでは、事業モデルをまずどこから対価をもらうかという軸で分類し、その後その事業モデルをどのように変化させるかという考え方でモデルを整理しています。
作って売る、仕入れて売る など、供給側が需要側(利用者・購入者)に課金するモデルです。もっともベーシックなモデルで、BtoC、BtoC問わず、世の中のほとんどのビジネスがこのモデルです。人材や不動産、M&Aなどで見られる成果報酬型の仲介・斡旋モデルもこちらに分類できます。
無料アプリやYouTubeのチャンネル動画、テレビやWebニュースの記事に至るまで、世の中は無料であふれています。無料で提供できる理由は、別のところから収益を得ているから。代表的な手法が広告による手法です。上記で挙げた成果報酬型の仲介・斡旋モデルで、しばしば成約しても無料なのは、もう片方から収益を得ているからであり、そういった点ではこちらのモデルにも分類できるものもあると言えます。
世の中のビジネスの全てが、この2つのモデルに収れんされます。しかし他にもたくさんのモデルがあるのでは?と思われる方が多いと思います。
unlockでは世の中にあるビジネスはこの上記の基本形を変化させたものと考えています。
それでは、上記の基本形を変化させる要素をご紹介します。
※上記以外のモデルはunlockのコンサルティングで!
※このポジショニングの中での工夫の仕方はunlockのコンサルティングで!
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以上がストラクチャーのご紹介でした。
次はテクノロジーです。ほぼ毎日のようにニュースで目にするようになった「AI」をはじめ様々なテクノロジーや科学の進化により利用できる素材や技術が増えています。
ビジネスモデル(ストラクチャー)自体は従来と同じでも、新たに適用するテクノロジーにより、解決できる課題やビジネスが変わり、ビジネス自体の価値が変ってきます。
代表的なものとしては、下記が挙げられます。
課題を解決するアプローチの場合は、サービスを提供するターゲットが決まっている場合がほとんどですが、何かビジネスを考えたいというスタートの場合、ターゲットを変化させることでビジネスそのものが変化することも多くあります。
例えば、職人向けのワークウェアを販売していた、ワークマンはアウトドア用としてターゲットをチューニングすることで、更に大きく飛躍しました。
RIZAPもそのターゲットをシニアに特化するプログラムを作り好評を得ています。
ターゲットのパターンを検討する場合のコツは、いわゆるデモグラをテンポよく入れ替えながら検討してみると、可能性を感じるひらめきが生まれることがあります。
※上記以外のターゲットの考え方はunlockのコンサルティングで!
3と同じく、課題を解決するアプローチの場合は、テーマも決まっている場合がほとんどですが、何かビジネスを考えたいというスタートの場合、特定のテーマを当てはめてみることでビジネスの着想が浮かぶことも多くあります。
このテーマですが、いわゆるトレンドのようなものが選ばれることが多くあります。
※上記以外のテーマはunlockのコンサルティングで!
以上のような要素により課題に対する解決策を考案したり、新規事業アイデアのブラッシュアップを行います。少しの変更で大きく収益が変るモデルも多いのでぜひご自身のアイデアを再度見直すのに活用してみてください。