自社では思いつかない2つの事業案を採用した理由

 

段ボール、紙器、軟包装材および紙製緩衝材などの包装資材の製造、販売をするダイナパック株式会社様(愛知県名古屋市)は、第二の収益の柱を創るべく、unlockのアイデアプランニングサービスをご利用されました。その感想や手応えなど、浅田さま、出口さま、岡部さま、山本さまよりオンラインにて伺いました。

<写真上段左から> 津島・小野(unlock)、浅田さま(ダイナパック)

<写真中段左から> 出口さま、岡部さま、山本さま(ダイナパック)

<写真下段> 熊田(unlock)

 

熊田(unlock):

本日はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございます。

早速の質問になりますが、今回ご提供させていただいた事業アイデアのうち、採用いただけた数はいくつになりましたでしょうか?

浅田さま:

6件中の2件ですね。

 

熊田:

2件のご採用をいただきありがとうございます。ご採用いただけて我々も嬉しく、またホッとしております。今回のunlockへのご依頼では、正直ちょっとご不安もあったのではと想像するのですが、そのあたりはいかがでしたでしょうか?

浅田さま:

そうですね。やっぱり一番は、事業化できるような案が出てくるのか、というところですよね。また、その案が経営層から承認されるかという2点です。

 

山本さま

私は、unlockさんに、どこからどこまでやっていただけて、どこからどこまでが自分の仕事なのかちょっと不透明だったな、自分としてそこがわかっていなかったな、という不安はありました。

熊田

それはサービスの全体像といいますか、皆様とunlockとの『役割分担』がわからなかった、という感じでしょうか?

 

山本さま

そうですね。こういう経験が初めてなので、基本的には自分たちでやらないといけないのかとつい思ってしまう癖があるといいますか、どこまでunlockさんにお任せして良いのかがわからなかったという点はあります。

 

熊田:

なるほど、ありがとうございます。

先程、経営層に承認されるアイデアとか、事業化できるアイデアかどうか、というお話がありましたが、(unlockから)こういうアイデアが提示されてきたら嫌だなと思われていたところはありましたでしょうか?

浅田さま

うーん、言葉にするのはちょっと難しいのですけれど、「飛び地」になってしまうと私たちも経営層も想像がつかないし、かといって現在の事業と近すぎるアイデアでも面白くないと思ってしまうし、その辺が難しいなとは思います。

 

熊田:

既存事業からちょうど良い距離感のアイデアがでてくるのか、という点でしょうか?

浅田さま

そうですね、我々は新規事業というのを今までやってきていないので、自分たち自身がそういったところの想像がつかないというのがあります。普段から(新規事業を)やっていればそういう感覚もあるのでしょうけれども、全くそういうのが無かったので。

 

熊田:

ありがとうございます、承知しました。他にも色々とご不安はあったと思うのですが、実際にunlockのサービスをご利用いただいて、率直なご感想はいかがでしょうか?

浅田さま

まずやはり、こういうことを専門で商売としてやられている方の力を貸していただけるというのは1つ大きな安心感がありました。自分達だけでやっていると良く分からないところもありますし、「これがいいんじゃないか?」という感覚的な話しかできなくて、エビデンスが出せなかったり。でもunlockさんだと全然違う視点で見ているので、いろいろなところで説得力がありました。

 

熊田:

ありがとうございます。では、弊社からのアイデア提案を受けたとき、どういった印象を持たれたでしょうか? 意外性や新しさを感じた点もありましたらぜひ教えてください。

 

浅田さま

意外性という点では、今回採用していない4つのアイデアのほうが高いですね。「あ、こういう考え方があるんだ」というのはすごく思いました。今回は我々の経営資源で実現するのが難しいと思ったので(案の採用からは)外してしまったのですが、「こういうふうにやると上手くいくのかもしれないな」というのはすごく感じています。

 

岡部さま

私は、香りをテーマにした案が非常に興味深いと思って聞いていました。ただ、その香りについて生産担当としての知見が私に無かったので採用にはならず、残念ではありました。

 

山本さま

アイデアを自分達で出すときも結局、段ボール会社の中で経験を積み上げた人が集まり製造方法も考える必要があるとなると大したアイデアは出せない(苦笑)。そういう意味で、思考がガチガチに固められていない人たちの案は新鮮でしたね。

熊田:

大変嬉しいです、ありがとうございます。

今回ご採用いただいたアイデアと不採用のアイデア、そこで評価が分かれた要素としては「実現できるかどうか」という点だったという理解でよろしいでしょうか?

 

浅田さま

はい、やっぱりそこが大きいですね。

 

熊田:

それ以外で何か要素がありましたでしょうか?

 

浅田さま

今回どのアイデアを採用するかというのは、我々の中で5つの軸で評価しています。その項目は、市場性、競争優位性、実現可能性、企業パーパスとの整合性、案を聞いた時のワクワク感、ですが、今回採用になった2案は、市場性と実現可能性の評価が高かったです。今の事業に近い面もあるので、ワクワク感の評価は低いのですが。

 

熊田:

承知しました、ありがとうございます。

今回は不採用だったアイデアの中で、今後の展開次第、技術的にクリアできるなら検討できそうだなというものはありましたか?

 

浅田さま

香りの案はこれまでに全く無かったアイデアで、面白いと思っています。

 

熊田:

ありがとうございます。最後になりますが、unlockに今後期待する役割やサポートがありましたら、ぜひお伺いしたいです。

 

浅田さま

やはりゼロイチの立ち上げがまずできること、ですね。どうしても自分たちだけで進めていると後回しになってしまうのが一番懸念するところで、いつの間にか(事業案が)消えていくというのがありがちなので。それを、外部の方の協力を得ることによって、確実にまず「1」を創る。その後、また外部の力を借りるかはわかりませんが、それを「10」にしていく。そういったステップが踏めると良いと思っています。

今回は社外の協力を得ていますが、社内にこういった新規事業をやる、「こんなことをやりたい!」という風土や習慣ができると良いと思っています。

 

熊田:

ありがとうございます。弊社としましても、その一助となれますように頑張ってまいります。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

インタビュー実施日:2025年8月8日