新製品・新技術の開発した企業は2%

中小企業の研究開発の実態

中小企業の新製品・技術開発や、特許権の取得状況についての最新実態調査データが公開された。

新製品・新技術の研究開発状況

2018年3月29日発行の「平成 29年中小企業実態基本調査速報(n=46,176社)」によると、昨年度に新製品または新技術の研究開発を行った中小企業(法人企業)は3.4万社で、法人企業全体に占める割合は2.3%だったという(第7-1図)。

尚、この割合はその前年度の調査と全く同じ。

研究開発を行った中小企業(法人企業)の割合を産業大分類別にみると、製造業(7.1%)、情報通信業(5.2%)、卸売業(3.0%)の順となっている。

新製品・新技術

特許・意匠・商標権の所有状況

特許権・実用新案権・意匠権・商標権を所有する中小企業(法人企業)は8.3万社で、法人企業全体に占める割合は5.7%となっている。

この割合もその前年度の調査とほぼ同じ。

産業大分類別にみると、製造業(12.8%)、情報通信業(11.0%)、卸売業(8.5%)の順となっている。

特許・意匠

チャンスと見るかどうか

いかがだっただろうか?

この数字が全ての新規事業の実態を反映しているわけではないが、やはりかなり少ない印象だ。

もちろん、このような数字が出るのには理由がある。

「もっと高くあるべき」という正論だけではあまり意味がない。

ただ数字が低い理由はどうであれ、これはやはりチャンスではないか?

「日本は実はチャンスが多い。競争が少ないからだ。」と何人かの経営者から聞いたことがある。

上で見た数字がその実態を反映しているのかもしれない。

確かに新規事業の成功確率は高くないが、世間で言われているほど低くもない。

「新規事業の成功確率は5%」は本当か? -データで読み解く成功確率-

「新規事業の成功確率は5%」 このような新規事業の低い成功確率に関する話を聞いたことがある方は多いと思います。 ユニクロの柳井正さんも「一勝九敗」という著書を出しており、その厳しい成功確率を語っています。 確かに新規事業 […]

ぜひ今からでも新しいこと検討し始めてみてはどうだろうか?

同じことを考えている人は何人かいるかもしれない。

しかしあまり心配しないで頂きたい。実際に実行する人はほとんどいないからである。

この記事を書いた人
株式会社unlock 代表取締役社長 津島越朗

得意領域
テクノロジー(AI・ブロックチェーン・IoT等)をベースとした既存産業の革新・効率改善サービス(SaaS等含む)の新規事業
企画・開発・拡大(Growth Hack)、0→1(ゼロイチ)

経歴
2005年 株式会社リクルート入社(人材事業営業部)
2008年 同上(インターネットマーケティング局、マーケティング・新規事業企画)
2011年 株式会社ディー・エヌ・エー入社(サンフランシスコにて現地法人のマーケティング組織の立ち上げ)
2013年 株式会社DeNAライフサイエンス(東京大学医科学研究所と遺伝子検査MYCODEの立ち上げサービス&マーケティング責任者)
2014年 株式会社DeNAロケーションズ 代表取締役社長(海外のテクノロジーベンチャーとの合弁企業)
2016年 株式会社unlock設立