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2025.8.14
アクセラレータープログラムは個人のバリューアップに最適
新規事業

「自分はこのままでいいのか?」
企業で働く皆さんの中には、こんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

業務は無難にこなせる。信頼もある。でも、このまま今の延長線上でキャリアを続けていて、本当に未来に通用する人材になれるのか——。

こうした問いを持つ方にこそ、強くおすすめしたいのが「アクセラレータープログラム」への参加です。

経済産業省が示す未来の人材像では、今後重要なのは「ミスのなさ」や「真面目さ」ではなく、問題発見力・革新性・未来を見通す力であり、こうした力はアクセラレータープログラムでは実際の事業創出の現場で、自ら考え、動き、失敗しながら学ぶ経験を通じて、それらのスキルが自然に磨かれます。

本コラムでは、アクセラレータープログラムが個人の価値をどのように高めるのかにフォーカスし、参加によって得られるスキル、実践的な学び、成長事例を紹介します。

アクセラレータープログラムに参加する3つのメリット

アクセラレータープログラムとは、成長意欲の高いスタートアップや新規事業チームを対象に、数週間~数ヶ月の短期集中で事業成長を“加速”させる支援プログラムです。

大企業がスポンサーや参加者となることで得られるメリットは、大きくわけて3つあります。

社外ネットワークの構築とオープンイノベーション促進

アクセラレータープログラムに参加すると、社内だけでは得られない多様な企業や起業家との人脈が一気に広がります

一例として、新しい出会いから自社の課題を解決するアイデアに気付いたり、思いもよらないコラボレーションが生まれたりするきっかけにもなります。

また、大企業自らがプログラムを主催すれば「スタートアップと積極的に連携する企業」というイメージを対外的に発信できるため、社内にもオープンイノベーション推進の機運を醸成できるでしょう。

オープンイノベーションについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

オープンイノベーションとは?メリットとデメリットや成功の秘訣を解説

スピード感ある事業検証と新規事業創出

アクセラレーターは文字通り事業の「加速装置」です。

メンタリングや専門知見、ネットワーク、必要に応じて資金提供まで受けられるため、通常より圧倒的なスピードで市場検証したり、事業をブラッシュアップしたりできます

一例として、数ヶ月という短期間でPoC(実証実験)し、ユーザーの反応を見ながらプロダクトやビジネスモデルを改良できるため、社内単独では1年かかる検証もアクセラレーター期間中に実現できるでしょう。

また、実際にある企業では、アクセラレータープログラムで採択したアイデアに対し、自社の施設・インフラを開放して必ず年度内に実証実験まで行う仕組みを整え、着実に事業化に結びつけています。

このような検証サイクルにより、有望な新規事業の創出や既存事業の革新を素早く進められます。

新規事業の進め方にお困りの方は、豊富な新規事業支援の経験をもとに、貴社の新規サービス・製品の早期立ち上げを支援するunlockの顧問サービスをご検討ください。

社員の起業家マインド育成と組織変革

アクセラレータープログラムへの参加は、人材育成の面でも大きな効果があります。

一例として、社内から新規事業アイデアを募りプログラムに送り出す場合、社員たちは日常業務では得られない刺激と裁量を持ってプロジェクトに取り組みます。

多くの部署・人材がプログラム運営やスタートアップ支援に関与することで、社内にスタートアップへの理解者が増え、協業への前向きな空気が醸成されるでしょう

さらに、アクセラレーターでの実践を通じて社員が自ら考え、決断し、行動する起業家的スキルやマインドセットを身につけることで、将来の社内起業家(イントレプレナー)や新規事業リーダーの層が厚くなります。

新規事業に必要な人材や適性について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

新規事業に向いている人材とは?求められる資質や特徴を交えて解説

大企業が手掛けるアクセラレータープログラム成功事例

ここからは、実際にアクセラレータープログラムを活用して成果を上げたプログラムの事例を2つ紹介します。

今回紹介した企業以外でビジネスの成功例を知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

新規事業ビジネスコンテスト運営で失敗しないために~はじめての事務局向けマニュアル~

JR東日本スタートアッププログラム(日本)

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は2017年からグループぐるみでスタートアップとの共創プログラムを開始し、社外ベンチャーとの協業による新規事業創出に取り組んでいます。

一例として、鉄道会社ならではの駅・鉄道網、電子マネーなどの豊富な資産をスタートアップに開放しました。

また、厳格な検証を経てビジネス化した案件には、地方の空き家問題解決につながる多拠点居住サービスや、無人駅を宿泊施設にリノベーションした観光事業など画期的なものが含まれます。

JR東日本はこの成果を受けてCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)による出資も本格化させています。

Disney Accelerator(ディズニーアクセラレーター、米国)

米ウォルト・ディズニー社は2014年から自社のアクセラレータープログラム「Disney Accelerator」を運営し、エンターテインメント分野の有望スタートアップを支援しています。

このプログラムの第1期に採択されたロボット玩具スタートアップ「Sphero」社は、参加をきっかけにディズニーから映画『スター・ウォーズ』に登場する新型ドロイド“BB-8”玩具ロボットの開発を打診されました

同社はわずか24時間で初期プロトタイプを作り上げ、10ヶ月で製品化を完遂しました。

こうして誕生したスマホで操作できるBB-8ロボット玩具は世界的な大ヒット商品となり、ディズニーにとっても新たな収益源となっています。

このようにDisney Acceleratorは、大企業のリソースとブランド力を活かしてスタートアップの技術を一気に市場に乗せた成功例として、多数の協業を生み出しています。

未来を見据えたスキル育成:アクセラレーターで磨ける能力とは

図: 2015年と2050年に求められる仕事能力の比較(経済産業省「未来人材ビジョン」より)
経済産業省の調査「未来人材ビジョン」によると、現在(2015年時点)は「注意深さ・ミスをしないこと」「責任感・まじめさ」といった従来型の真面目さが重視されています

しかし、2050年には「問題発見力」「的確な予測」「革新性(新しいモノやサービスを生み出す力)」が一層求められると予測されています。

つまり、与えられた業務を正確にこなす力よりも、自ら課題を見つけ出し先を見通して行動を起こす力が将来のビジネスパーソンには不可欠になるということです。

アクセラレータープログラムは、そうした未来志向のスキルを磨く絶好の実践の場です。

アクセラレータープログラム同様、新しいビジネスやスタートアップに役立つ「インキュベーション」について知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

「インキュベーション」に学ぶ新規事業の本質

アクセラレータープログラムをもとに考える新規事業の立ち上げ

新規事業の立ち上げでは、まず時代や社会のニーズの中からビジネスチャンスとなる「課題」を発見する力が鍛えられます。

次に、限られたリソースや制約の中で自ら最適解を「意思決定」する力が要求されます。

そして実際にプロダクトやサービスを形にして市場に送り出すためには、リスクを取りながらやり遂げる「実行力」が欠かせません。

これら「考える・決める・動く」の全てを短期間で体験することで、参加者のスキルセットは飛躍的に向上します。

「上から与えられた仕事をこなす」日常業務では得られない高いハードルにチャレンジする中で、若手社員であってもビジネスリーダーとしての自覚と自信が芽生え、早い段階から意思決定者視点を持つようになるでしょう。

さらに、アクセラレータープログラムは、実践の場でしか得られない失敗と学びを通じて人を成長させます。

一例として、机上の研修と違い、リアルな市場や顧客を相手にプロジェクトを進めるため、参加者の本気度も格段に上がります。

また、予想外の困難や壁にぶつかることもありますが、それを乗り越える過程で単なるスキル以上の「修羅場力」、すなわち逆境に立ち向かう胆力やマインドセットが養われるでしょう。

まさに「実践しながら学ぶ」場であるアクセラレーターは、未来を担う人材の能力開発の場として理想的なのです。

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まとめ

今回は、アクセラレータープログラムが個人の価値をどのように高めるのかにフォーカスし、参加によって得られるスキル、実践的な学び、成長事例を紹介しました。

停滞を恐れて守りに入るのではなく、社外の力も借りながら果敢に未来市場へ打って出る――

これこそ今、大企業の新規事業担当者に求められる姿勢です。

アクセラレータープログラムへの参加は、その第一歩となるでしょう。

社内外の壁を越えたネットワーク、新規事業のスピード創出、そして次世代を担う人材の成長という恩恵を手にしつつ、大胆不敵な挑戦を始めてみませんか?

変化の激しい時代だからこそ、失敗を恐れずチャレンジする者が未来の扉を開きます。

アクセラレータープログラムという舞台を存分に活用し、ぜひ貴社から明日のイノベーションを生み出してください!

問い合わせ先


【代表取締役】
津島 越朗
【設立】
2016年 10月21日
【本社所在地】
東京都渋谷区恵比寿3丁目9番25号 日仏会館5階
【事業内容】
新規事業立上げの支援・コンサルティング
【公式サイト】
https://unlk.jp/