失敗した新規事業をどうリカバリーすればいい?

Q. 失敗した新規事業をどうリカバリーすればいい?

A. 徹底的に顧客の声を聞き、何度も修正する。

「ピボット」は、新規事業でよく聞くビジネスモデルの変更です。

そんなピボットのほとんどは、顧客の声をもとに事業内容を修正しているわけではありません。

新規事業のアイデアは、あくまでも「初期仮説」です。

新規事業において最初に創出されたアイデアは、ほとんどうまくいきません。

しかし、1度の失敗でやめるのではなく、失敗を織り込んでそこから顧客の声を聞き、何度も修正を繰り返すことで新規事業を成功させられます。

ピボットのコツについて知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

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解説

新規事業で当初のアイデア通りに成功することは、ほとんどないといっても過言ではありません。

多くの企業は、一度市場に出して反応が悪いと「失敗」と烙印を押し、すぐに事業を撤退させてしまいます。

しかし、市場からのネガティブな反応こそが、次の正解を見つけるための貴重な「データ」です。

新規事業をリカバリーするうえでの要である「ピボット(方向転換)」において、徹底的に顧客の声を聞くことで、一度失敗した新規事業を再興させられます。

ここで言う「顧客の声」とは、インタビューでの発言だけでなく、実際の行動データ(どの機能ばかり使っているか、どこで離脱したか)も含みます。

自分たちが自信を持って出した「初期仮説(アイデア)」が外れた事実を謙虚に受け入れ、顧客が反応している部分だけを残し、それ以外を捨てるというような「仮説→検証→修正」のサイクルを高速で回すことこそが、新規事業リカバリーへの唯一の道です。

仮説の立て方や検証方法について知りたい方は、コラムをご覧ください。

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また、新規事業で出たアイデアの活用方法を知りたい方は、unlockのアイデアプランニングをご利用ください。

アイデアプランニング

unlock自身がお客様にオーダーメイドの新規事業アイデアを考案します。自社が認識する強みや資産だけではなく、リフレーミングを行うことで新たな強みを見出し、unlockの知見との掛け合わせで、斬新なアイデア提案を可能にしています。自社にアイデアがなくても、丸投げOKが特長。

事例:Instagram

今や世界的なSNSとなったInstagramですが、当初は「Burbn(バーブン)」という全く別のアプリとして開発されていました。

Burbnは、位置情報のチェックイン機能、予定の共有、ポイント機能などが盛り込まれた多機能アプリでした。

しかし、機能が複雑すぎてユーザーが増えず、事業としては失敗状態にありました。

そこで、ユーザーの利用データを詳細に分析すると、メインのチェックイン機能などはほとんど使われていない一方で、おまけ機能であった「写真を加工して共有する機能」だけが熱心に使われていたことに気付きました。

そこで、彼らは苦労して作った他の機能を全て捨て、写真特化型アプリへと大胆にピボット(方向転換)を決断します。

Burbnを写真特化型アプリ「Instagram」として再リリースした結果、シンプルさが受け入れられ、世界的な成功をつかみ取りました。

このように、Instagramが成功した要因は、自分たちの作りたいものではなく、顧客の行動データに従ってプロダクトを再定義したことであるといえます。

参照元:https://time-space.kddi.com/special/it_superstar/20150127.html

新規事業の成功例について知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

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まとめ

新規事業において、最初のアイデアが外れることは珍しいことではありません。

むしろ、新規事業のアイデアが失敗したときに求められることは、単なる「初期仮説」で終わらせず、失敗は終わりではなく検証プロセスの始まりと捉えることです。

試行錯誤を重ねながら学びを得る姿勢が、事業の精度を高めます。

方向性を見直す際の判断基準となるのは社内の議論ではなく、顧客の反応や行動データです。

実際の利用状況や評価をもとに柔軟に修正することで、より価値のあるサービスへと近づけましょう。

また、Instagramの事例を参考に、変化を恐れず事業を改善し続けましょう。

この記事を書いた人
株式会社unlock 代表取締役社長 津島越朗

得意領域
テクノロジー(AI・ブロックチェーン・IoT等)をベースとした既存産業の革新・効率改善サービス(SaaS等含む)の新規事業
企画・開発・拡大(Growth Hack)、0→1(ゼロイチ)

経歴
2005年 株式会社リクルート入社(人材事業営業部)
2008年 同上(インターネットマーケティング局、マーケティング・新規事業企画)
2011年 株式会社ディー・エヌ・エー入社(サンフランシスコにて現地法人のマーケティング組織の立ち上げ)
2013年 株式会社DeNAライフサイエンス(東京大学医科学研究所と遺伝子検査MYCODEの立ち上げサービス&マーケティング責任者)
2014年 株式会社DeNAロケーションズ 代表取締役社長(海外のテクノロジーベンチャーとの合弁企業)
2016年 株式会社unlock設立