企業情報
代表メッセージ
新規事業は「市場活動」
新規事業の成功確率は低く「千三つ(せんみつ)」とも言われます。正確な成功確率については様々なデータが条件付きで存在しますが、総合すると10%未満といったところでしょうか。
企業が時に自社の存続をかけ、少なくない金額と労力を注ぐにもかかわらず、これではあまりに確率が低すぎるといつも感じます。なぜこんなに低いのでしょうか。
様々な要因が挙げられますが、私は市場活動不足だと考えています。
ここで言う市場活動は、新規事業を作っている当事者が市場に働きかける活動のことを言います。顧客候補への直接の聞き取り、営業・マーケティングが主な構成要素です。
これまで企業が自社単体で新規事業を実施できない場合、その支援に主に「コンサル」を頼ってきました。
コンサルは分析や整理された資料を作るのは得意かもしれませんが、時に泥臭い営業なども含む市場活動(つまり「実行」)に強みがある場合は少ないでしょう。素晴らしい経歴を持つ人を伴走者にしながらも、多くの新規事業が成功に至らなかった原因は、ここにあると考えています。

昨今のAIやオープンイノベーション等を含め、新規事業においては大小様々なトレンドが常に濁流のように去来していますが、しかし、それ自体が市場との接触や試行錯誤に代わるわけではありません。
最新情報にアンテナを立てつつ、無用な苦労は避けるべきですが、やはりうまい話はありません。
しかし適切でひたむきな試行錯誤と市場活動により、成功の確率を着実に高められることを、私たちは何度も経験してきました。
おかげさまでunlockは創業10周年を迎えることが出来ました。
この10年、思い出すと苦しくなるような失敗もありましたが、その中で上場を果たすサービスの創出や、複数のヒットや目標達成実績も生まれました。成功と失敗を分けたものを突き詰めると、やはり市場活動の量と質に行き着きます。
AIの時代になり、図らずもますます市場活動の重要性が増しているとも感じています。
「適切でひたむきな市場活動が、新規事業の成功確率を大きく高める」——この知見と経験を日本にさらに広め、成功例を次々と生み出していくこと。そしてその先に、世界に名が轟く事業を日本から輩出すること。それが私たちの次の10年の仕事です。
unlockの伴走メンバーを「コンサルタント」という呼称ではなく「事業プロデューサー」にしているのはそれらをお客様の支援に反映するという意思であり、その実務スタイルの表明です。
10周年のタイミングでホームページをリニューアルしたのですが、創業以来のテーマデザインである「船による海の航海」はそのままにしました。
私が海が好きということもあるのですが、新規事業に関わればかかわるほど、航海と似ているなと感じます。
道がなく、ひとたび外洋に出ると目印もなく、時に針路を見失うこともある。天候や風浪など自分たちではどうしようもないことがたくさんある一方で、意思と胆力がなければ目的地に辿り着けない。
しかし辿り着いた時の喜びや達成感、自分たちの冒険を誇りに思う人生最高の瞬間のひとつになること。
unlockは「新規事業は市場活動」を信条に、これまでの数々の失敗と成功を知見として、お客様の会社の外にあって日本で最も良い新規事業の仕事をする「日本の新規事業開発室」を目指していきます。
代表取締役社長
津島 越朗