経営層が納得する新規事業の企画書を作るポイントは?
Q. 経営層が納得する新規事業の企画書を作るポイントは?
A. 色々あるが、最も重要なのは「なぜ自社がこの事業を立ち上げるのか」の理由とその理由の説得力が高いこと。
要素を分解すると以下の3点
・自社のアセットを有効に使える
・自社の既存事業とのシナジーがある
・自社の方向性や理念/ビジョンとマッチしている
稟議で通りやすい企画書の作成方法について知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
通る新規事業企画書の書き方とは?通過率が劇的に改善するチェックリストも紹介!
解説
新規事業の企画書で最も重視されるのは、市場規模やトレンドではなく、「なぜ自社がこの事業に参入するのか」という理由の明確さです。
具体的には、事業の魅力だけではなく、自社が勝てる根拠や既存事業とのつながり、企業ビジョンとの整合性を重視します。
どれほど市場性が高い企画でも、自社のアセットを活かせず、組織としての必然性が乏しければ、投資判断は下りません。
逆に、自社の強みとのシナジーや、中長期戦略に合致する理由が論理的に示されていれば、企画の説得力は大幅に高まります。
「事業として魅力的か」だけでなく、「自社がやる意味」を軸に企画書の構成を考えましょう。
「事業として魅力的か」や「自社がやる意味」以外にもどのような項目を企画書へ盛り込むべきかについて知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
新規事業企画書の項目とは?通る企画書の内容を解説
また、企画書を作成するために市場調査を実施したいという方は、unloockのターゲットファインダーをご利用ください。

ターゲットファインダー
事例
事例:Airレジ(リクルート)
株式会社リクルートの『Airレジ』は、既存のPOSレジ市場が高額機器中心であった状況に対し、0円で使える直感的なPOSレジアプリとして開発された新規事業です。
当初、POSレジはカテゴリ自体の認知が低く、浸透まで時間を要しました。
しかし、「中小事業者のアナログ業務を減らし、事業者の本来やりたかったことを実現する」という明確なミッションを定めたことで、企画が通ることになりました。
一例として、企画段階で自社の販売チャネルや顧客接点というアセットを活用し、既存メディア事業で培った顧客理解を活かせる点を示したことで、経営層からの理解と支援を獲得しました。
結果として、『Airレジ』はPOSだけでなく、決済やシフト管理等17サービスを展開する大規模事業に成長しました。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/64794
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002016.000011414.html
まとめ
新規事業の企画書において重要なことは、「自社がなぜこの事業を立ち上げるのか」という理由を核に据えて構成を考えることです。
そのうえで、自社アセットや既存事業とのシナジー、企業ビジョンとの一致を明確に示すと、経営者に納得してもらいやすくなります。
さらに、数字だけでなく背景や競争優位性といった定量・定性の両面から、意思決定を支える根拠を盛り込むことも重要です。
新規事業立ち上げの第一歩として、企画書の作成を成功させましょう。

この記事を書いた人
株式会社unlock
事業プロデューサー 熊田竜次
得意領域
営業 & コンサルティング、Webマーケティング
経験業種
BtoC:人材、製造業、不動産、エンタメ、インフラ
BtoB:人材、AI開発、ソフトウェア(SaaS)、金融、インフラ
経歴
早稲田大学社会科学部 卒業。株式会社マイナビ、株式会社Speeeを経て現職。
支援プロジェクト数 50社以上 (2026年7月現在)。
