アイディエーションとは?新規事業における発想法と進め方を徹底解説

新規事業の立ち上げは、企業の成長に欠かせません。しかし、アイデア不足や事業企画の迷いから、思うように進まないという企業も多いのではないでしょうか。そんな時に役立つのがアイディエーションです。

本記事では、新規事業の立ち上げを成功に導くための発想法と進め方を徹底解説します。

新規事業におけるアイディエーションとは?

アイディエーションは、新規事業の立ち上げにおける重要なプロセスです。 ここからは、アイディエーションの定義とその重要性について詳しく見ていきます。

アイディエーションの定義

アイディエーションとは、アイデアを生み出すプロセスです。新しい製品やサービス、ビジネスモデルの開発や問題解決のための創造的思考を促進します。ブレインストーミングやマインドマッピングなどの手法を使用して、多様な視点から自由に発想を展開し、具体的なアイデアを形にします。

アイディエーションの重要性

市場の変化や顧客のニーズに対応できる事業を立ち上げるためには、アイディエーションは不可欠です。アイディエーションを用いて多様な視点から事業を分析することで、より革新的なアイデアが生まれやすくなります。

新規事業におけるアイディエーション手法の種類

アイディエーション手法は多種多様です。ここからは、代表的なアイディエーション手法を4つ紹介します。

マーケットドリブン

マーケットドリブンとは、市場のニーズやトレンドに基づいてアイデアを生成する手法です。一例として、食品業界などがあります。健康志向が高まる市場で新しい食品ビジネスを立ち上げる場合、市場調査を行い、消費者が求める健康食品の特性を把握しなければなりません。グルテンフリーやオーガニック食品の需要が高いと分かれば、これに基づいて新商品のアイデアを創出します。さらに、競合他社の製品やサービスのギャップを見つけ、独自の付加価値を提供するアイデアを具体化します。市場の実際のニーズに合った製品やサービスを開発することで、新規事業の成功確率を高めることが可能です。

成功確率については下記の記事もご参考ください。

「新規事業の成功確率は5%」は本当か? -データで読み解く成功確率-

「新規事業の成功確率は5%」 このような新規事業の低い成功確率に関する話を聞いたことがある方は多いと思います。 ユニクロの柳井正さんも「一勝九敗」という著書を出しており、その厳しい成功確率を語っています。 確かに新規事業 […]

アセットドリブン

アセットドリブンとは、企業が保有する資産やリソースを基にアイデアを生成する手法です。一例として、自動車部品メーカーが電動バイクの需要増加を見越し、大手製造業が新しい事業を立ち上げ、既存の製造設備や技術力、人材のスキルを活用して既存の製造技術を活用して電動バイク用バッテリーの製造に参入することなどがあります。既存の資産を基に新たなアイデアを生み出すことで、リソースの有効活用と事業展開の効率化が図れます。

当社では、独自のリサーチメニューで堅実なリサーチを実現しています。市場調査でお悩みの方は、お問い合わせください。

マーケットリサーチ

「検討を進めたい新規事業案の評価や選定を一旦終えたので、次の検討ステップとして踏み込んだ調査を行いたい」「必要な調査メニューだけを選択して、無駄なく堅実なリサーチや検討を行いたい」「単にリサーチを外注するだけではなく、外部の客観的なインサイトやディスカッションを求めている」

ビジョンドリブン

ビジョンドリブンとは、企業のビジョンや長期的な目標に基づいてアイデアを生成する手法です。一例として、持続可能なエネルギーを推進するビジョンを持つ企業が新規事業を立ち上げる際、「全ての家庭にクリーンエネルギーを供給する」というビジョンを掲げ、太陽光発電パネルの開発や家庭用エネルギー管理システムの提供など、持続可能なエネルギーの普及を目指したアイデアを具体化させることなどがあります。ビジョンドリブンにより、やるべきことを明確化し、長期的に目標を達成させる新規事業を展開できます。

コンペティタードリブン

コンペティタードリブンとは、競合他社の動向や戦略を分析し、それに対抗するためのアイデアを生成する手法です。一例として、ある企業が新たなソーシャルメディアプラットフォームを立ち上げようとする際、Metaなどの競合他社の特徴やサービスを徹底的に分析することなどがあります。競合他社が提供している機能、ユーザーの利用状況、強みと弱みを理解した上で、差別化を図るアイデアを考えることで、市場での優位性を確保し、成功する新規事業を立ち上げることができます。

新規事業におけるアイディエーションのプロセス

アイディエーションを効果的に進めるためには、適切な手法と進行方法が必要です。ここからは、アイディエーションの進め方を紹介します。

事業方針を明確にする

アイディエーションを実施するためには、事業方針を明確にしましょう。新規事業のアイディエーションでは、具体的な目標や目的を設定し、その達成に向けた課題やニーズを洗い出します。事業の方針を明確にすることで、企業理念に沿ったアイデアを効率的に生み出せます。

新規事業の企画書を作成する方は、こちらのコラムをご覧ください。

通る新規事業企画書の書き方とは?通過率が劇的に改善するチェックリストも紹介!

新規事業において、事業アイデアが採用されるかを判断する上で “良い企画書” を作成することは避けられません。では “良い企画書” を作るにはどうすればいいのだろうか。その方 […]

使用する手法を決める

事業の方針を明確にしたら、使用する手法を決めましょう。事業の方針に適した手法を選定することで、アイデアの生成プロセスが体系化され、効率的かつ効果的に進行します。

ビジネスモデルを検討する

使用する手法が定まったら、実際にビジネスモデルを検討しましょう。新しいアイデアを具体化し、成功させるためには、そのアイデアがどのように収益を生むのか、どのような顧客層をターゲットにするのかを明確にしなければなりません。市場調査などを通じてサブスクリプションモデルや広告収入モデルなど、ビジネスモデルを詳細に検討することで、 実践的なアイデアへと発展します。

これからビジネスモデルを考える方は、コラムをご覧ください。

ビジネスモデルの構造と新規事業アイデアの考え方

新規事業を作る際、着目したい課題を見つけたら、その解決策を考えればビジネスの骨格の大部分が出来上がります。 解決策 ≒ ビジネスモデル とも言い換えられます。ビジネスモデルはあらゆる人があらゆる表現方法でその種類を分類し […]

新規事業におけるアイディエーションの注意点

アイディエーションを実施する際には、以下の2つに注意しなければなりません。これらのポイントを押さえ、効果的なアイデアの発想や評価を実現しましょう。

定期的に見直す

アイデアが具体化するにつれて、市場状況や顧客のニーズが変化する可能性があります。アイデアを定期的に見直し、最新の情報や市場の動向に合わせて再検討しましょう。また、新たな洞察や情報が得られた場合は、アイデアを修正しなければなりません。市場の動向に合わせてアイデアを修正することで、より実現可能なアイデアを生み出し、ビジネスの成功につなげられます。

実現すべきことを忘れないようにする

アイデア出しでは、独自性ばかりに注目しがちですが、実現すべき目標に適しているかを考慮しなければなりません。アイデアが目標にそっているか確認し、事業の成長軸がぶれないようにしましょう。

まとめ

今回は、アイディエーションの種類やプロセス、注意点を解説しました。新規事業の立ち上げは、アイデア発想から事業化まで、さまざまな課題を乗り越えなければなりません。当社が実践する3つの着想法とスピーディーな進め方を参考に、ぜひ自社に最適な新規事業を創出してください。

なお、本記事で紹介した着想法は、あくまでも一例であり、個々の企業の状況に合わせてアレンジする必要がある点はご留意ください。

アイデアプランニング

unlock自身がお客様にオーダーメイドの新規事業アイデアを考案します。自社が認識する強みや資産だけではなく、リフレーミングを行うことで新たな強みを見出し、unlockの知見との掛け合わせで、斬新なアイデア提案を可能にしています。自社にアイデアがなくても、丸投げOKが特長。

この記事を書いた人
株式会社unlock
事業プロデューサー 熊田竜次

得意領域
営業 & コンサルティング、Webマーケティング

経験業種
BtoC:人材、製造業、不動産、エンタメ、インフラ
BtoB:人材、AI開発、ソフトウェア(SaaS)、金融、インフラ

経歴
早稲田大学社会科学部 卒業。株式会社マイナビ、株式会社Speeeを経て現職。
支援プロジェクト数 40社以上 (2025年10月現在)。